NO.33 マーケティング支援:実務従事実習3日目

山下です。

第3回目の実務従事についてレポートいたします。
メンバーの一人からの提案で、前回の事業者向けヒアリング内容を事前に纏めておこうということで、メンバー皆で宿題に取り組みました。
また、当日は予定通り時間を延長してしっかりとディスカッションを行いました。
相変わらずメンバー全員のやる気がすごいです。
きっと良い提案ができるとの思いが確信に変わってきています。

【第3回目カリキュラム】
ヒアリング事項の取りまとめ、方向性の検討

まず初めに、事業者向けヒアリングの内容の取りまとめを踏まえて、SWOT分析・as is to beフレームワークを行いました。

S:
・自社ブランドが確立されており商品提案力が強い
・顧客や協力者、生産体制等に多くの人脈やコネクションがある
・直営店舗を有しショールーム化されている
・そして何より社長の情熱と知識量、顧客へのわかりやすい説明が素晴らしい 等

W:
・自社ブランドの認知度が今一つ
・顧客情報の活用不足
・ITの活用不足
・ノウハウ・スキルが社長に集中、マンパワー不足 等

O:
・コロナ禍によるおうち時間の増加
・IH普及による調理器具の変化
・アウトドアブームの再来による調理器具に対する新たなニーズ 等

T:
・有力他社ブランドが多数存在する
・廉価商品(100均等)
・模倣品の可能性
・料理器具に対する情報過多 等

as is=現状の姿:ブランドが十分認知されておらず、ノウハウ・スキルが社長に集中しすぎている状況
to be=理想の姿:ホームシェフ向けのキッチン用品ブランドとして常に顧客の選択肢に上がる状況

メンバー皆の認識は共通しており、顧客企業の課題の明確化や提案内容についても方向性が統一できそうな印象でした。

また、太田先生より前回の事業者向けヒアリングにおいて感じたことのフィードバックをいただきました。
 ・メンバーの熱心さや社長に対する遠慮のない質問、質問の優先順位付け等は良かった
 ・中小企業経営者とのコミュニケーションは、先生の立場ではなく経営者の隣に寄り添って支援する立場で臨むことが重要である

非常に勉強になります。
まずは経営者から信頼を得て話を聞いてもらえるようにならなければ、どのような提案をしてもそれは実現しないということが身に沁みました。

最後に提案の方向性についての協議と役割分担を行いました。
 1.導入(顧客企業について再確認)
 2.現状の課題認識
 3.対策(誰に、何を、どのように)
大きくは上記のイメージで纏めていくことになりました。

詳細パートの役割分担も行い、一旦各自つくり込みを進めます。
顧客提案前のあと2日間でよい提案が纏められるよう全力を尽くします。

次回は各メンバーが作成したものを皆で確認し、さらに内容を精査していきます。

 
 

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