NO.35 組織・人材育成およびマーケティング支援:実務従事実習2日目

小森です。

今回は第2回目のレポートになります。

本日はいよいよ支援先様とのインタビューです。

支援先様とのインタビューは11時から14時まで3時間の長丁場を予定。
今回は支援先様のご都合によりZoomでの開催となるため、チームメンバー8名全員が神保町にあるCFJ様のオフィスに集合して、10時から作戦会議を行いました。

前回の打合せに基づいて「経営戦略」「マーケティング」「組織開発」「人事・人材」の4グループがそれぞれに質問したい事項を事前に取りまとめており、先ずは各グループが質問事項の内容とそれらの背景について、他のチームメンバーに披露しました。

私は「マーケティング」の担当でしたが、他のグループの質問事項を聞いていると、あれも聞いた方がいいんじゃないか、これも聞いた方がいいんじゃないか、と不安になってきます。
チーム内で打合せた後には、各グループに別れて、質問内容と、質問の進め方について最終調整を行いました。

そこで、担当の佐高先生より「支援先様から、急遽30分ほどインタビューの開始を遅らせて欲しい、との連絡が入った」との知らせが入り、準備時間が伸びた半面、インタビューの時間が30分短くなるため、質問事項を絞り込み、必ず質問すべき事項の抽出と優先順位付けが極めて重要になります。

その後、インタビュー開始前に佐高先生へ意見を求めたところ「質問事項は網羅的でよく練られているが、その半面チームとして、インタビューを通じて何を求めるのか、メンバー間の思いがチグハグで、軸がはっきりしていない印象を受ける」との厳しいご指摘が。

かなり焦りましたが、リーダーから「今日は社長の『思い』を理解し、支援先様の『課題』を明確にすることで、次回以降の提言内容を取りまとめていくための準備に徹する」と回答頂き、当たり前かもしれませんが、我々診断士の基本に立ち返ることの大切さを再認識させて頂きました。

インタビューが始まり、それぞれのグループごとに質問を重ねていきます。前のパートの担当者は皆非常に落ち着いて、質問リストにある質問を一つずつ丁寧にこなしていきます。
そして、私の順番が回ってきました。前のメンバーの質問の流れを途切らせないよう、順番を組み換えたり、ちょこっと質問の趣旨をずらして深掘りを行なったり。話を進めていくうちに、自分でも自分が何を話しているのか分からなくなり、頭の中が真っ白になってしまいました。
あっという間に自分の持ち時間を使い切ってしまい、次のメンバーにバトンタッチ。あれも、これも聞きたかったのに、と後悔先に立たずです。

途中休憩を挟みながら、2時間半のインタビューがあっという間に終わってしまいました。
他のメンバーの顔を見ても、皆複雑そうな表情。質問をするにはしたものの、ここで得た情報をどのように整理して、支援先様の期待に沿えるようなご提案に昇華することができるか。
まずは、次回までにインタビュー内容の文字起こしを行い、それぞれのグループで意見をとりまとめることとなりました。

インタビュー後のチーム内打合せの際に、佐高先生より有難いお言葉を頂きました。
「企業は、たとえお客様目線を標榜していても、やはり経営者は経営者の目線で物事を考えてしまうことが多い。それに対して、我々診断士は、コンサルタントとして第三者目線で客観的なアドバイスができる。その点が、診断士が経営者に提供できる価値の一つ」だと。

この言葉を胸に次回以降も頑張って、チームとして最高の提言をまとめていきたいと思います。

次回以降もどうぞよろしくお願い致します。

 
 

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